【食レポ】豚骨なのに透明！？最後の一滴まで飲み干せるすっきりスープの『豚そば月や』の大名店へ。

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豚骨ラーメンのスープといえば、白濁していてクリーミー。そして豚骨の香りが漂ってくる。そんなイメージだと思います。

しかしそんな豚骨の印象をガラッと覆してしまうラーメンが、『豚そば月や』にあります。本店は中洲のようですが、今回はここ大名店に行ってみました！

お店の外観

外観からすでにオシャレ！まるで日本料理店のような店構えです。看板やのれんなど、どれを取ってもシンプルで上品な印象ですね♪

店舗の中はテーブルが8卓ほどと、カウンターが7～8席ほど。スペースもゆったり取られていて、落ち着く雰囲気です。

何より、外観同様に中もおしゃれ！ラーメン屋と言われなければ気付かないほどです…。お昼時よりも少し前に行ったのでお客さんはまばらでしたが、12時を過ぎると男性だけでなく女性のお客さんもたくさんいらっしゃっていました。

こちらがランチのメニューです。ラーメンは1種類のみ。“クリア豚骨”と書かれた豚そばです。

この“クリア豚骨”こそが月やの特徴。白濁して濃厚なイメージの豚骨スープではなく、透き通った塩ラーメンのような見た目のスープ、それがクリア豚骨です。

…と聞いても、なかなか味がイメージできないはず。私もこの時点では、どんな味か不安に思っていました…。

とりあえずオーダーは、チャーシュー麺の『豚々そば』にしてみました。しゅうまいもそそられたので、『しゅうまい＋ご飯セット』も注文しました！

ご覧ください。こちらがクリア豚骨の『豚そば』です。細麺が上から分かるほど透き通ったスープ。そして上品に飾られたチャーシュー。これだけ見て「豚骨ラーメンだ」と思う人は、おそらくいないでしょう。

まずはこのスープを一口飲んでみます。

なんと…。豚骨スープです。クリアな色味なので、クリーミーさはありません。代わりに豚骨の旨味と、臭みのないすっきりとした香りが印象的です。

クリーミーさが無いからか、シンプルな塩味が際立ちます。だからこそ豚骨の香りや旨味がダイレクトに伝わってきます。

ちなみになぜこんなにクリアな色になるのでしょうか。秘密は豚骨の煮だし方にあるようです。通常の豚骨スープは、豚骨をぐつぐつと長時間煮込んでいきます。しかしクリア豚骨の場合は低温でじっくりと煮込んでいくそうです。

そして雑味がなく、すっきりとした風味、そして旨味がぎゅっと詰まったクリアな豚骨スープが完成します。

豚骨ラーメンなので、麺は細麺。スープがすっきりしているので、麺の食感や味がいつもより強く感じられる気がします。

麺は豚骨ならではの小麦感が強い味わい。硬めの食感もマッチしていました♪

チャーシューもさっぱり目の味付け。バラ肉だと思うのですが、スープとチャーシューの味付けがシンプルだからこそ、脂の甘味や豚の旨味がしっかり感じられる。素晴らしく上品な味わいです。

…と、ラーメンに驚いていると、セットのご飯としゅうまいがやってきました。

写真だと伝わりにくいかもしれないのですが、このしゅうまい、かなり大きめ。普通のしゅうまいの2倍はあります。中はお肉ぎっしりで、しっかりと味付けされていて、おいしい♪専用のタレに付けて食べると、もうご飯が止まりません！

ラーメンはシンプルすぎるほどシンプルなのですが、実は薬味もあります。小葱とカボスがついているのですが、スープにこだわるからこその“別皿”です。

ラーメンを半分くらい食べたところで、小葱を散らしてカボスをぎゅっと絞ります。カボスの爽やかな香りが広がります♪

スープを一口飲むと、豚骨の香りの中にカボスの酸味がほのかに。いいアクセントになっていて、よりさっぱり食べられます。

ご飯が少し余ったので、残ったスープに浸して、おじやのようにして食べてみました。

これ、絶対オススメです。まるで豚骨ベースの鍋の〆に、ご飯を入れたかのような味わい。スープが濃すぎないので、おじやとしてのポテンシャルが相当高い味わいです！

クリア豚骨のスープの味わい。豚骨にカボスという斬新なアクセント。単体でも美味しすぎる巨大しゅうまい。どれを取っても驚きしかない『月や』のラーメンでした。

「豚骨なのにクリアなんて」と思う方！私もそうでしたが、この味わいは誰しもが納得できると思います。

大名にお買い物の際は、ぜひ足を運んでみてください！