ラーメン界に新風を吹かす『らあ麺なお人』は、のどぐろを使った高級感ある味わい！

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ここ最近テレビをはじめメディアでも見ることが多い『らあ麺なお人』。東京で修行を積んだ店主がオープンしたお店ということもあり、醤油ラーメンで勝負しています。

そしてこのお店最大の特徴が、出汁にあります。鴨やのどぐろを贅沢に出汁に使い、香りづけにトリュフを使う。そんな他にはない味が、2020年1月にオープンした直後から福岡のラーメン好きを引き付けています。

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お店の外観

渡辺通から2本ほど奥に入った、細い裏路地。ただ歩いているだけでは絶対に見つけられない場所に、『らあ麺なお人』はあります。

目印はこの看板。お店の外に麺用の木箱と一緒に出されています。

ビルを奥に進むと、オシャレなお店が見えてきます。

カウンター7席だけの小さなお店。中に入ると早速出汁の香りが漂ってきます。お昼時はかなり混むと聞いていたので、今回は14時前くらいに行ってみました。私以外のお客さんは1名のみで、すぐに席に着くことができました。

メニューはこちら。『鶏と鴨の醤油らあ麺』『なお鶏白湯らあ麺』『高級のどぐろらあ麺』『白トリュフ香る鶏白湯麺』と、ベースは4種類です。

今回は初来店ということもあり、話題ののどぐろを使った『高級のどぐろらあ麺』を注文してみました。せっかくなので、トッピングがたくさん乗った“特製”に！

また、券売機には『鶏ュフ香る卵かけご飯』なる商品もあったので、こちらも注文してみました。

見た目にも美しい…こちらが『特製高級のどぐろらあ麺』です。味玉にチャーシューが4枚、メンマ、紫玉葱、青ネギが乗っています。

何よりも、やはり香り。のどぐろの出汁は初めてなんですが、煮干しやあごとも全く違う、上品で良い香りがどんぶりから溢れています。

スープは深みのある醤油の色。のどぐろやチャーシューの脂がうっすらと浮いていますが、こってりしすぎている感じはありません。

口に含むと、驚きはさらに広がります。醤油のインパクトがある味わいの後に、のどぐろの風味がふわっと鼻に抜けます。出汁が違うだけで、こんなに美味しくなるとは…。のどぐろの上品な出汁が、ラーメンとは思えないほど上品な味わいを演出してくれています。

麺は全粒粉でしょうか。風味が強めで中太に近い細麺。噛むと小麦の香りがかなり強く口に広がり、インパクトが強いスープに負けない味わいです。

大ぶりのチャーシューは肩ロースを使っており、さっぱりとしていながらも味わいは強め。噛むほどに旨味が広がるタイプです。

そして味玉。丸っと一つ入っていて、一口食べてみると…

中は半熟でしっかり味が染みています。

『鶏ュフ香る卵かけご飯』も到着しました！ご飯の上には生卵と鶏肉、青ネギ。トリュフの香りは、トリュフ塩からでしょうか。卵かけごはんとは思えないほど上品な香りがします。これはすごい…。

卵は水溶卵白を取り除いて、黄身と濃厚卵白だけが乗っています。これをかき混ぜてみると…

こんな感じになります。混ぜている最中にもトリュフのいい香りが…♪待ちきれずに口に運びます。あぁ…おいしい…。こんなおいしい卵かけごはんを食べてしまっては、もう普通のには戻れない…。卵のまろやかな風味のあとに、トリュフのコクのある味わいと香りが広がります。

ラーメンもおいしいけど、この卵かけごはんも絶品。ぜひ食べて頂きたい一品です！

卵かけごはんをのどぐろの出汁に浸してみたらどうだろう…。ということでやってみました。これが予想以上においしい！トリュフの香りにのどぐろの出汁の香りが加わって贅沢です♪

ということで、ラーメンも卵かけごはんも全て完食。出汁がおいしいからこそ、最後の一滴まで飲み干したくなるスープでした。

他では味わえない、のどぐろを使った新しいラーメン。福岡のラーメン界に新しい風を吹き込む一杯でした。ちょっと見つけにくい場所にはありますが、天神の中心から歩いて5分くらいで行けますので、ぜひ一度足を運んでみてください！