博多駅から徒歩8分のオフィスビルの中にある楽水園。楽水園は博多商人の下澤氏の別荘があった場所です。福岡の紅葉スポットで一番遅く見頃を迎える場所なので、紅葉を見逃したと思っている方でもまだ大丈夫ですよ。楽水園から現地レポートをお届けします
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この記事で分かること
- 1楽水園とは
- 2楽水園の茶室と茶庭
- 3楽水園の紅葉の様子
- 4楽水園近くの住吉神社
楽水園とは
1906年に下澤善右衛門親正(しもざわぜんえもん ちかまさ)氏が建てた別荘の後、旅館を経て、1995年にお茶に親しむことができる日本庭園として整備、一般に開園されています。
下澤善右衛門親正氏は福博の発展に貢献した人物。親正の雅号が「楽水」だったことから、楽水園の名前になっています。
博多塀と竹柵の道を通ると、別世界
石畳の細道を歩いて入り口を入ると、右側にあるのが博多塀です。焼けた石や瓦などの模様がきれいですね。豊臣秀吉が博多の街の戦災復興を願い、戦火で焼け残った石や瓦を粘土で固めてつくったものです。復興のシンボルと言えますね。
左側は竹で作った柵、紅葉がきれいです。
茶室からみる茶庭は絵のよう!
建物に入ると、赤い傘とベンチ「バンコ」が置いてあるホールと茶室があります。6畳の「椿の間」、8畳の「萩の間」と「菖蒲の間」の3つの和室。大茶会の時は、和室のふすまを開け使われるそうです。
萩の間からみた露地(茶庭)。額縁の中の絵のようです。椿の間や菖蒲の間からも、それぞれ違った額縁庭園を眺めることができます。
和室の奥に本格的な茶室「楽水庵」があります。下澤善右衛門親正氏の茶室を復元した4.5畳の茶室。この茶室から眺める茶庭も趣がありきれいですね。
好きな茶室で抹茶を楽しもう
おすすめは、好きな茶室で抹茶を楽しみながら、庭園をながめることです。お抹茶は千菓子付きで300円。唐津焼きの茶碗に入った宇治抹茶は京都の有名なお茶です。室町時代の禅の精神と結びついた茶の湯に思いをはせ、抹茶を味わってみませんか?
千菓子は、福岡の平尾にある老舗和菓子店「青柳」のお菓子。ふやき煎餅と寒天を砂糖で固めた琥珀糖は、甘さ控えめで上品な味です。
お抹茶を楽しんだ後、備え付けの草履に履き替えて、茶庭にでてみましょう!
水琴窟の音に耳を澄ませてみよう
茶庭の真ん中に、水琴窟(すいきんくつ)があります。水が落ちると澄んだ音が響く仕掛け。静かにお抹茶を味わいながら庭を眺め、澄んだ音を聞く、これこそ「わびさび」の世界ですね。水琴窟は地中に逆さにかめが埋められており、水滴の音が響くようになっています。
敷地を散策して、紅葉を眺めながら自然を感じよう
池を中心に園内を歩きながら楽しむようにつくられた池泉回遊式の庭。池には2つの橋があり、池を覗くと鯉が泳いでいます。
橋を渡ると滝。滝は階段状に落ちるように複数の石を重ね作られており、「重ね落ち」と呼ばれています。水の音を聞くと、心が和みますね。
池の周りには約100本の紅葉が色づきつつあります。所々緑の葉も見え、まだまだ紅葉を楽しめそうですね。
大きな庭ではありませんが、ベンチに座り、ゆっくり紅葉をながめ自然を感じるのがおすすめ。現代の忙しい時間の中、時が一瞬とまったような感覚になりますよ。
楽水園近くの住吉神社に立ち寄ろう!
楽水園から徒歩1分、全国約2,000社の中で日本最古の住吉神社。歴史がありますね。住吉造の御本殿が立派です。
広大な敷地内には、御本殿の他に、商売繁盛の稲荷神社、幸運招福の三日恵比須神社など、境内を開運巡りするのもいいかもしれません。のぞき稲荷では、奇岩の鳥居から中をのぞいてください。
まとめ
博多駅近くの楽水園をご紹介しました。楽水園の紅葉は、12月初旬まで楽しめます。また博多駅近くで少し時間の余裕がある時、楽水園と住吉神社を一緒に訪れてみてはいかがですか? ホッとする時間を過ごせますよ。
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楽水園の詳細・アクセス
住所 | 〒810-0043 福岡県福岡市博多区住吉2丁目10番7号 |
電話番号 | 092-262-6665 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
定休日 | 毎週火曜日(当該日が休日の場合は、その翌日) 12月29日~1月1日は休園 |
アクセス | 車:天神から約10分 電車:博多駅から徒歩12分 |
駐車場 | あり(有料) |
公式サイト | 公式サイト |
公式Instagram |
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