2015年7月に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」という非常に長い名前の世界文化遺産が日本で誕生しました。
それは山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・岩手県・静岡県の8つの都道府県に跨るスケールの大きな世界文化遺産で、その中のひとつが今回紹介する「万田坑(まんだこう)」です。
この記事で分かること
- 万田坑の見どころ
- 万田坑ステーションについて
- 万田坑へのアクセス
世界文化遺産の「万田坑(まんだこう)」とは?
万田坑とはかつて熊本県荒尾市と、すぐ隣の福岡県大牟田市にまたがって存在していた大規模な炭鉱「三池炭鉱」の中心的存在だった場所です(万田坑は熊本県万田坑)
万田坑は当時の最先端技術が惜しみ無く投入された、日本最大級の炭鉱として栄華を誇っていましたが、、、世界的な石炭から石油へのエネルギー転換を機に、遂に1997年に閉山してしまいました。
1900年初頭に建造された万田坑は、約100年に渡って稼働していた日本を代表する炭鉱として、はじめは世界遺産暫定リスト「九州・山口の近代化産業遺産群」の中に入っていましたが、その後「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として正式に世界文化遺産に加えられました。
今では一般人が見学する事が出来る「炭鉱跡地」として、熊本県を代表する観光地になっています。
万田坑へのアクセス方法について
万田坑へは「JR荒尾駅」から出ている路線バスで直接アクセスする事が出来ます!
産交バスの「5番:倉掛線(助丸経由)」または「6番:倉掛線(北口経由)」のバスに乗ってしまえば、あとは乗り換えなしで万田坑(万田坑前バス停)まで行く事が出来ます。
また、マイカーもしくはレンタカーで現地に行く場合は、広い無料駐車場が完備されているので安心です。
万田坑ステーションに行こう!
万田坑に入場するためにはチケットが必要で、総合窓口の「万田坑ステーション」の券売機で購入する事が出来ます(大人410円)
概要
- 営業時間:9時30分~17時(有料区域の入場は16時30分まで)
- 料金:万田坑跡:大人410円、高校生300円、小・中学生200円
万田坑ステーション:無料 - 休館日:月曜日(祝日の場合は、翌日)/年末年始(12月29日から1月3日まで)
万田坑の営業時間は17時までですが、場内の見学には最低1時間くらいはかかます。
少し早めに行って余裕を持って見学することをオススメします。
中には展示ルームは物産販売コーナーもあります。
無料のガイドツアー
入場チケットを手に入れれば、あとは自由に場内を見学する事が出来ますが、時間が合えば「10時・11時・12時・13時・14時・15時発の無料ガイドツアー」に参加することをオススメします!
というより、ガイドツアーに参加せずに見学すると、ただの炭鉱の跡地見学になってしまいます(それはそれで楽しいですが)
万田坑は関連する知識や歴史を学んで、はじめて「凄い!」と思える場所なので、ガイドツアーに参加するとより深く楽しむ事が出来ますよ。
万田坑の雰囲気と見どころについて
万田坑はいわば「巨大な廃墟」で、廃墟マニアの人なら堪らない場所になっています!
逆に言えば天気が悪いどんよりとした日に、一人で万田坑に行くのはちょっと勇気がいるかもしれません、、、
敷地内にはかつての炭鉱の事務所や宿舎、従業員のトイレやお風呂などがあり、当時の生活を垣間見れる場所はとても興味深いです。
また、炭鉱へと続くメインエレベーターは今も稼働しているのでは?と思うほどの臨場感があります。
当時の従業員がここから炭鉱に入っていったと思うと、なかなか感慨深いものがありますね。
さらに場内で一番大きな建物の中には、メインエレベーターを動かす巨大な歯車が展示してあり、その大きさと迫力に圧倒されます!
めちゃくちゃ大きいです、、、
これが動いていたところを想像するとロマンですね~
万田坑は一見の価値あり!
炭鉱の跡地は日本中に点在していますが、ここまで大規模で臨場感のある場所は中々無いと思います。
ズバリ結論は「万田坑は一見の価値あり!」の場所です。
近くのスポット・ランチ・宿
近くのランチ・レストラン・カフェ情報
近くの温泉・ホテル・宿情報
万田坑(まんだこう)の詳細・アクセス
住所 | 〒864-0001 熊本県荒尾市原万田200−2 |
電話番号 | 0968-57-9155 |
営業時間 | 9時30分~17時00分 |
定休日 | 月曜日 |
アクセス | 南関ICから車で25分程度 |
駐車場 | あり (大型バス5台、中型バス3台、乗用車72台駐車可能). |
公式サイト | 万田坑[公式サイト] |
#万田坑 |