阿蘇山が2019年に入り、数回の噴火をしています。
2019年4月19日と5月3日に噴火をしており、5月3日には1,600mの噴煙も観測されました。
阿蘇は九州屈指の観光名所でもあり、全国から観光客が訪れます。
そこで、光客の方が気になる、阿蘇山の噴火は観光に影響するのか?
注意すべき点や、知っておくべき情報をまとめました。
公式の情報をチェクしよう
まずチェックすべきは公式サイトです。
ネット上には多くの人が色々な情報を発信していますが、中には嘘やデタラメな情報も混じっています。
不安を煽る内容も含まれていますので、そうした情報に騙されずしっかり公式の情報をチェックしましょう。
公式で複数のサイトが発信していますが、一番早く更新されるサイトは「阿蘇山火山規制情報」です。ほぼリアルタイムで規制情報が更新されているので、必ずこのサイトはチェックすべきサイトです。
他にも、阿蘇ロープウェイや阿蘇市役所が情報を発信しているので、合わせてチェックしておきましょう。
こういう人は注意!
阿蘇山から現在、火山ガスが流れ出ており、以下の方は「火口見学禁止」となっています。
- ぜん息の方
- 気管支疾患、心臓疾患の方
- 心臓ペースメーカー装着の方
- 体調不良の方
火山ガスには、二酸化硫黄・SO2という呼吸器に対して強い刺激を持つガスで、ぜん息などの方は「生命に関わります」ので見学も禁止となっています。
また上記に当てはまらない方でも、必ず濡れティッシュなどを持参し、火山ガスの臭いを感じたらすぐに口を鼻を覆うようにしてください。
立入禁止エリアをチェックしよう
現在(2019年5月4日)は火口の1km以内が立入禁止エリアとなっています。
火口から1kmなので、ほぼ火口近くまでは行けるようになっています。
すぐ近くの草千里ヶ浜で乗馬をしたり、ランチを食べたりする方も多いと思いますが、全く影響ありません。
車、バイクの運転に注意!
風の方向によっては、火山灰が降る場所が変わります。火山灰が道路に積もっている時は運転に十分に注意してください。
鹿児島の桜島では、火山灰でスリップして事故が起こることが度々あります。特にバイクなどの二輪車はかなりの注意が必要です。
また、雨が降っている日はさらに注意です。濡れた火山灰が積もった道路はかなり滑りやすくなっています。
車の運転中には、火山灰が降っていなくても、エアコンは外気を取り込まない設定にしてください。車内が火山灰で砂っぽくなってしまいます。
よくありそうな質問まとめ
公式サイトの情報をもとにありそうな質問をまとめました
阿蘇山の登山はできる?
できません。
大噴火するの?
気象庁の情報では大噴火する可能性はゼロです。阿蘇より活発な桜島も大噴火の予想はありません。
桜島とか年中噴火してるし、阿蘇山は騒ぎすぎ?
ちゃんと立入禁止エリアが設定されていますし、安全は確保されています。桜島は年中噴火していて、火山灰が降っていますが、日常生活に大きな支障はありません。洗濯物が外に干せなかったり、車が汚れるくらいです。
地震は起きる?
自然現象なのでなんとも言えませんが、気象庁の情報では大地震が発生するという予想はありません。
展望台は行ける?
大観峰などの展望台は火口からかなり離れているので大丈夫です。
もし噴火しらたどうするの?
速やかに火口から離れ、安全な場所に避難をしてください。ラジオやテレビなどで公式の情報をチェックし、安全を確保してください。
最新情報をチェックしよう
自然現象なので、状況は日々変化していきます。
事前にしっかり情報をチェックして、立入禁止エリアなどを調べれば困ることはほとんどありません。