【食レポ】創業70年以上！天神の名店『赤のれん節ちゃんラーメン』は、平打ち麺とスープがマッチする至極の一杯。

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古くから天神にお店を構える『元祖赤のれん節ちゃんラーメン』。テレビや雑誌でよく取り上げられたり、華丸大吉さんが行きつけだったりということもあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか？

元々は大丸の向かいにお店があったのですが、2013年に大名に移転して営業を続けています。創業はなんと昭和21年！ライバルがひしめく天神エリアで70年以上も愛され続けているのは、やはり美味しいからに他なりません。

お店の外観

お店はかなり広めで、席数はなんと40席以上！回転も速いので、そこまで並ぶことなく食べられるのは嬉しいですね！

…といってもお昼時はかなり混雑していますので、余裕があれば12～13時を避けたほうがいいかもしれません。

メニューはベースのラーメン以外に、中華系の定食や丼物、一品料理などがかなり豊富です！町中華くらいの品数はある気がしますね♪

ドリンクメニューも豊富で、お酒を飲みながら中華料理やラーメンを楽しむ…というのもイイかもしれません！

今回注文したのは、『Aランチ』です。なんと700円でラーメンに半チャーハンが付いてくるという破格の値段設定！今やラーメンだけでも800～1000円することも珍しくありませんが、節ちゃんラーメンはいまだにラーメン1杯580円というリーズナブルな値段を貫いています。

まずは半チャーハンがやってきました！ピンクのかまぼこが見えるあたりが、昔懐かしいチャーハンの雰囲気を醸し出していますね♪

一口食べてみると、味もやっぱり懐かしい！ラーメンに負けないしっかり目の味つけで、ご飯はパラパラ過ぎずお米の水分もきちんと残っています。“ザ・ラーメン屋のチャーハン”という印象！これはおいしい…♪

チャーハンから待つこと約1分、ラーメンもやってきました！トッピングはチャーシューとネギ、そしてメンマというシンプルな構成です。

立ち上る香りは豚骨の風味が強く、インパクトが強い印象。ですが…

一口すすってみると…意外にもあっさり。醤油ダレの味もきちんと感じられ、臭みはありません。豚骨の旨味だけがきちんと煮出されているスープです。

写真で見ると油も多いように見えますが、不思議としつこさはありません。濃さもちょうどよく、最後まで飲み干せてしまうくらいの味わいです♪

そして麺。一般的な豚骨ラーメンは細ストレート麺ですが、『赤のれん節ちゃんラーメン』は独特の細平打ち麺が特徴。丸い面に比べてスープが絡みやすく、口に運んだときの食感も独特なんです。

この麺を食べると、豚骨ラーメンって実は細平打ち麺が一番合うんじゃないか…と思ってしまうくらいに美味しい♪

トロトロのチャーシューや分厚いチャーシューなども目にしますが、このお店は昔ながらのチャーシューです。

薄めにカットされ、味わいもシンプル。これを物足りないと思う人もいるかもしれませんが、昔懐かしのラーメンを食べるなら、絶対にこのチャーシューが合うと思っています。

ラーメンを邪魔せず、箸休めに食べるにはちょうどいい。そんなチャーシューも、いい味を出してくれています。

ラーメンと半チャーハン。700円で大満足のランチでした。オシャレなお店、斬新なスープ、こだわりのトッピング…そんなラーメンも確かに素晴らしいのですが、老舗には老舗にしかない良さがあります。

『元祖赤のれん節ちゃんラーメン』は、決して目新しいラーメンではありませんが、確かに70年以上続く、選ばれる美味しさがあります。

懐かしい博多の味に触れたくなったら、ぜひ大名のお店まで足を運んでみてください！